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普通ご飯一杯盛りを消化するカロリーは?

ご飯一杯150gのカロリーは約252kcal。
これを運動で消化するには、これくらいの運動時間が必要だという事を分かってほしいと思いドーナツグラフを作りました。
※体重50kgの人での消費カロリー計算です。
運動でのダイエットと食事でのダイエットの両方を参考にして痩せて事が身体を整えるポイントとなります。
マラソンランナーがスポーツドリンクを避ける理由

スポーツドリンクには2種類あります。
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料。
アイソトニック飲料とは、運動前や運動後に推奨される飲料。
そしてもうひとつは運動中に摂取する事を推奨されているハイポトニック飲料。
この2種類の違いは糖質濃度です。
ほとんどのスポーツドリンクはアイソトニック飲料です。
これは糖質濃度が高めに設定されています。
もう片方のハイポトニック飲料の代表的な品名は『経口補水液』や『アミノバイタル』。
スポーツドリンクの代表格であるアイソトニック飲料は人間の体液と同じ浸透圧なので、運動していない状態での摂取では吸収速度が速くなります。
それは体液と同じ浸透圧だから。
ではなぜ運動中にスポーツドリンク等のアイソトニック飲料がダメなのか?
運動中は発汗などで体液が薄くなります。
体は糖質濃度が薄くなっているところにアイソトニック飲料など先ほどの通常の糖質濃度の飲料を注いでも浸透しずらくなります。
ムリに飲んでしまえばストレスにもなったり、飲めば飲むほど喉が渇いてしまいます。
体の中で糖質濃度を合わせるためでしょう。
これは塩分濃度の違う「海水」を飲む事によって起きる危険と似ていますね。
喉が渇いたといって海水のような人の体以上の塩分濃度の濃い海水を飲んだりすると、体は塩分濃度を合わせるため体内から水分を想像以上に排出しようとします。
これが「海水」をたくさん飲むと脱水症状になる理由です。
発汗して糖質濃度が薄まっている時は、糖質濃度の低い経口補水液などのアイソトニック飲料を飲む方が浸透しやすいという訳です。
そこでもうひとつ。
アイソトニック飲料を水で薄める方法も注意。
糖質濃度は薄まりますが同時に塩分濃度も薄めてしまいます。
そうなるとやはり塩分濃度が高く、糖質濃度が低いハイポトニック飲料がおススメになります。
腹筋を運動するという事は?どういう事? ※参考論文あり

どうでしょう?今月前半の「腹筋」をテーマにしたトレーニング。
腹筋運動はそもそも何に使うの?と疑問に思っている方もいられるいられるでしょうから答えます。
一言で「姿勢」です。
腹筋群は歩いたり体を動かしたりしているだけで使われる部位(手足を動かしてみて下さい)です。
普段から腹筋という箇所は自然と使われています。
この腹筋を運動や強化したりすると、どうなるか?姿勢の維持が長く続く。
姿勢の維持??と思われるかと思いますが、立ったり歩いたりする姿勢には良い姿勢や悪い姿勢があります。
ハニーラルヴァではルームランナー時や呼吸トレーニング時、棒を使ってひねる時など特に姿勢には注意してもらっていますね。
疲れたり、ストレス(精神的や肉体的、生物的)が加わると姿勢を維持する事が難しくなります。
僕もそう、疲れたりすると著しく姿勢が悪くなります。
そもそもしっかりとした綺麗(綺麗と言ってもモデルさんのような姿勢ではありません)で健康な姿勢は代謝を良くさせます。見た目だけではありません。
普段、元気な時では平気で姿勢良くいられても、調子が悪く寝不足だったり疲れている時は「良い姿勢」をキープする事ですら疲れる・・・
腹筋を強くするという事は良い姿勢維持のキープ時間を長くするというコト。
良い姿勢をキープしようとしても調子悪くなると姿勢が崩れてしまう僕もまだまだなのですが。
腹筋を鍛えたからってポッコリしたお腹がなくなるわけでも、皮下脂肪が取れるわけでもありません。
この論文はアメリカスポーツ科学ジャーナルに掲載された研究。
「腹筋運動は腹筋の筋力を高める効果は発揮できたが、腹部脂肪の様々な測定値を減らすのには効果は認められなかった」という論文です。
さらにもっと言うと「腹筋を割るためのトレーニング」等で紹介されているトレーニングを何百回続けようとシックスパックが作れるわけではありません(腰痛になる場合もあるので注意)。
シックスパックは遺伝そのものの問題。
痩せれば割れる人もいれば痩せても割れない人もいます。でも大抵痩せたら勝手に割れます。
何度も繰り返しますが、腹筋トレーニングで効果を発揮するのは「姿勢」です。「姿勢維持」。
きれいな姿勢を作る、維持するために腹筋に意識したトレーニングを行っていきましょう。
尿失禁には骨盤底筋トレーニングを行って改善へ向かいましょう

骨盤底筋と呼吸の関係を以前説明しました。今日も骨盤底筋の話をします。
昨日の記事へGo→ 骨盤底筋が弱ると口で呼吸する
「骨盤底筋かぁ、私には関係ないなぁ」
とはならず、誰もが関係ある理由は以前並べておきました。
けっこう鍛える理由はありますよね?
「骨盤底筋が弱い」や「骨盤底筋を鍛える」理由としてまずひとつ挙げられるのが
尿失禁。
尿失禁とは、お腹の中の腹圧コントロールが不良になるために起きる症状です。
年齢に関係なく、腹圧が弱いと起きる症状でもあります(ドローインやブレーシングができていないとより起こりやすい)。
昨日も記事にしましたが、骨盤底筋が弱ると様々な箇所に影響が出てしまいます。
なので、昨今では骨盤底筋に着目したトレーニングが多く見られます。
ハニーラルヴァでも参考にしているフランス式骨盤底ダイエットの『ペリネダイエット』。
それに日本国内でも『膣トレ』はメジャーでもあります。
アメリカの産婦人科医ケーゲル氏の『ケーゲル体操』というネーミングでも骨盤底筋トレーニングがあります。
コレ、女性だけの問題ではなく男性でも大きな不健康問題のひとつ。
また、出産後の女性は、より骨盤底筋が衰えてしまう可能性もあります。
姿勢だけで言うと、Drow-inと腹圧を意識したBraching(白樺のポーズ)で充分ですが、
新潟医療福祉大学の方たちの論文『腹部筋群及び骨盤底筋群の活動が膀胱の位置に与える影響』を見ていると
「姿勢では尿失禁は防げない」とあります。
論文→ 腹部筋群および骨盤底筋群の活動が膀胱の位置に与える影響
尿失禁防止や骨盤底筋を意識させるには随意収縮が望ましいと表記してあります。
自分の意識をする随意収縮により促された骨盤底筋群が、骨盤内の臓器を上げてくれ骨盤底筋への負担を軽くしてくれる。
随意収縮とは自分で意識をするというコト。
要するにトレーニングです。
骨盤底筋トレーニングで防ぐことが可能だと話しています。
『尿失禁に関する骨盤底筋訓練の効果の検証』の論文では、骨盤底筋トレーニングなどで尿失禁が無くなった人は42.9%、頻度が減少した者を含めると92.9%。
また、ある論文ではトレーニングをして尿失禁がなくなった人は40%、頻度が減少した人は100%にも及んだものもあります。
尿失禁に関してもこれだけの改善ができている骨盤底筋トレーニング。
それほど『腹圧』を意識できるかできないかで姿勢不良から健康不良まで影響は続いてしまうというコトを意味しています。